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A PARIS** harpist 佐々木美香のblog
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Orchestre de Paris
2010年 09月 30日 |
通称パリ管!
留学2年目にして、初めてのパリ管。
しかも一番高い席が10ユーロというお得なチケットをお友達がとってくれました^^♪

プログラムはこちら。

Con brio, ouverture de concert (hommage à Ludwig van Beethoven) / Jörg Widmann

Concerto pour piano en sol mineur, op.33 / Antonín Dvořák

Symphonie n° 3 en mi bémol majeur, "Sinfonia Eroica", op.55 / Ludwig van Beethoven


指揮 / Christoph von Dohnanyi
ピアニスト / Martin Helmchen

でした。

1曲目は現代曲で(2008年)、特殊奏法だらけのメロディもあまりない曲だったのですが、それでも最初の1音で感動してしまいました。
1音聴いた瞬間に胸がドキッとする感じ!
管楽器の特殊奏法の息遣いが素晴らしかった。そこにある空気すべてが音楽でした。

2曲目のピアノコンチェルトもとっても良くて、2楽章の冒頭では涙が出そうになりました。
「天国があるとすればこういう世界なのかな」って。
ピアニストMartinさんの音色はとてもとてもやわらかくて、オーケストラの音色にぴったりでした。
とにかくpとかdolceの表現が素敵でした。


パリ管の音は耳なじみがいいというか、深くてあったかくてとてつもなく聴き心地のいい音でした。
そしてメンバーひとりひとりの圧倒的なテクニック。それがひとつの方向に向いたときのエネルギー。

これがプロ!これが世界!これが音楽!
衝撃と感動の連続でした。

管楽器もまたとてもよくて、あんなにまろやかな金管の音色を初めて聴きました。

気持ちよすぎて数分爆睡。笑
オーケストラの演奏会で、寝なかったことってほとんどないんじゃないだろうか。
でもいいのです。これが私流の演奏会の楽しみ方なのです^^笑


ぜひパリ管の音色を生で皆さんに聴いてもらいたい!
世界にはこんなにも素晴らしい音楽がある。

今日は「音楽を勉強している自分」を完全に忘れることができました。それぐらい、頭じゃなくて心で感じることのできた幸せな時間でした。

今夜はいい夢見れそうです♪笑
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